毎日、何を食べるべきか

2007-11-14更新
写真さて、先月まで、「食べ物によって人生が変わる」というトピックについて書かせて頂きましたが、ではいったい「何を食べれば良いのか?」という当然の疑問が出てきます。

日本の週刊誌や、テレビなどの健康情報で、「これを食べるこんな効果が・・・」といって、大流行りした健康食品ってどれだけあるでしょうか?あまりに沢山のブームがあったので、思い出しきれませんが、記憶に新しいところで、豆乳クッキー、杜仲茶、カスピ海のヨーグルト、にがり、プロポリス、アガリクス・・・あげてみればキリがありません。「あるある大辞典」などで健康情報が放映されると、その日のトピックに出てきた食材はスーパーの棚から一瞬にして姿を消す・・・いや、反対に、スーパーはその日の放映内容を元に仕入れを調整するとの噂もあり、私達ってなんてマスコミに弱い人種なんでしょうと思ってしまいます。実は、個人的には、ああいう番組大好きですけどね。

しかし、どんな食品がもてはやされようと、どんなダイエット本が流行ろうと、ものすごい画期的な栄養学のセオリーが発表されようとも・・・「万人に良い食べ物」というものは絶対にないのであります。言うまでもなく、人間は十人十色。

クラスのXXちゃんがリンゴダイエット10キロ痩せたとしても、となりのおじさんがアガクリスで癌が治ったとしても、それがあなたや、あなたのお父さんに同じ効果があるとは限らないのであります。

それを「なーるほど」と納得出来る様に説明している伝統医学があります。それはインド発祥のアーユルヴェーダ医学というものです。アーユルヴェーダはサンスクリット語でアーユス(生命)ヴェーダ(知識、化学)という意味で、まさに、病気を治すためではなく、毎日何を食べ、 どんな生活をし、どんなトリートメントを行えば毎日健康で幸せに暮らすことが出来るか・・・ということを詳細に渡って教えています。私はアーユルヴェーダに関しては、ただの患者であり、数冊の本を読んで、 数回クラスを受けたくらい。ほんとにカジリの知識しかないので、説明するには気が憚るので詳しく知りたい方はファンタスティックアーユルヴェーダ(蓮村勇先生)などの本をお読みになると良いでしょう。ここで私が申し上げたいのは、例えばほうれん草ひとつとっても、ある人にはそれが力と元気の源になって、素晴らしい栄養となるけれど、ある人にとっては身体を冷やして調子を落としてしまうことになります。

また、生で食べるのと、煮るのと、バターで炒めるのとでもまた違うのです。これは中医学やマクロビオティックの陰陽、の考え方、身体を冷やす食材と、暖める食材などでも説明されていることですが、つまり、食品はただの栄養素、ビタミン、ミネラルではなくて、生きたエネルギーであるという意味なのです。それに熱(エネルギー)を加えるとまた違う物質に変わり、それが人の身体に入ると、また違うエネルギーに変わるわけであります。

例えば、私の例。私はアーユルヴェーダの診断で、ヴァータという性質が悪化していると言われました。アーユルヴェーダでは、生命を3つのエネルギー、ヴァータ(風)ピッタ(火)カパ(土、水)に分類し、人間はこの3つのエネルギーの複雑なバランスによりエネルギーを構成していると考えます。ヴァータというのは風。バタバタと物を動かす力。つまりヴァータが悪化しているというのは座ってじっとしていることが出来ない。常に走り回って自分がヘトヘトになってしまうようなことをしてしまいます。このような状態のとき、ほうれん草や、サラダなどを生で食べるのは、栄養になるどころか、このバタバタ状況を悪化してしまうのです。それはもちろん精神的なことだけでなく、私にもし何か身体的な疾患があるとしたら、それをも悪化させるということになります。

生野菜は酵素の宝庫。エネルギーの源です。47度以上の熱を加えると、酵素は死滅してしまうし、生のほうが身体に良い・・・という栄養学もありますが、アーユルヴェーダ的にいうと、今の私にはあまり食べない方が良い食品と言われてしまいます。生のほうれん草より、暖かい、バターで炒めたほうれん草のほうが良いのだそうです。「し・・・しかし、バターなんて太るじゃあないですか?」と聞くと、今の「軽い、風」みたいな状態の私は、(これは必ずしも体重が軽いという意味ではない)重たいものを食べても太らないはず。むしろ神経が安定して、不必要な甘いものを欲しがらなくなり、(痩せる必要がある身体なら)体重は落ちていくはずであると。身体って不思議です。

そう。もし自分の体質や、自分にあった食事を本当に知りたいなら、そのような専門のカウンセリングを受けるのも一つの手です。しかしもっと簡単に知る方法。それはテレビや雑誌の「これが効く」情報に騙されず、自分の身体が本当に欲しがるものを感じる繊細さを身につけることかもしれません。そのことに関してはまた次回・・・
(アサミ・モンドローン) →プロフィールはこちら
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