あまのじゃくのすすめ

2010-07-14更新
「たかくくんってあまのじゃくだよね」ある人に突然言われたこの一言。

昔から素直さが僕の売りだと思っていたのに、ひねくれものとはどういうこと?と軽くショックを受けました。

でも、僕は自分の予想外、想定外のものや考えに出会うと、おもしろいと思い、とっても感動して、心が震えます。それは、良い意味で裏切られること。裏切らないものや考えは、僕の中ではおもしろくないので、実はあまのじゃくという言葉は僕にぴったりな言葉なのかもしれません。

そして、あまのじゃくの僕を喜ばせてくれる子どもたちの作品は大変魅力的です。
それは、まさに裏切りのオンパレード。

自分の想像を軽く超えて裏切る、子どもたちの作品は、毎回感動を与えてくれます。

例えば、りんごの量感画の作品。 りんごの量感画では、実物のりんごを五感を使って、りんごの中身の色から描き、見た目だけでなく、食べた味の色を選んで皮の色を描いていきます。最後にはさみで切り取って、色画用紙に構成。

子どもたちのその時の感覚で選ばれる色は、大人のリンゴの色とは違うものもあり、大人用のはさみを不器用に扱い、子どもたちの小さな手からだからこそ出てくる形は僕たち大人がねらってできる形ではありません。

赤いリンゴ、青いリンゴ、丸いリンゴ、四角いリンゴ、大きいリンゴ、小さいリンゴ、大きく切り出されたりんご、細かくきったものを貼り合わせたリンゴ、子どもたち自身が考えてできた形か、偶然生まれて来た形かはわかりませんが、出て来た形は僕たちの視点をたくさん開いてくれるものです。

やっぱり、自分の想像していないものを、見ることはとっても楽しいものです。
答えはひとつでないこと、ものの見方はひとつでないことを改めて実感します。
こんなにたくさんの答えがあるのですから、たまには、あまのじゃくもわるくないかもしれません。

(高久浩勝 たかくひろかつ) →プロフィールはこちら
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